黒生姜(ブラックジンジャー)の「痩せる」成分特許

 先回の黒生姜(ブラックジンジャー)のご紹介の記事で、日本の大手サプリ原料メーカーが

 「痩せる」主成分ポリメトキシフラボノイドについての特許を取っているお話をしました。

 今回は、具体的なその特許の例をご紹介します。

 以下の記事は、弊社も黒生姜(ブラックジンジャー)を納入している、丸善製薬様の特許についての新聞記事です。

 「黒生姜抽出成分のポリメトキシフラボノイドに、脂肪分解(特許5863721号)、筋肉疾患予防、治療および筋機能改善 特許(特許5903191号、特許5931309号)を取得。」とのこと。効果が科学的に検証されています。

 お聞きしたところでは、タイの山奥の少数民族の間で、「1日山歩きをしても、黒生姜を飲めば疲れない」という話を聞いて、タイの大学がそれを実証する研究をして検証事例を積み上げ、そこに日本の製薬会社が加わって、このような特許につながったとのことです。

黒生姜(ブラックジンジャー)とは

 黒生姜(ブラックジンジャー)は、生姜やウコンの仲間で、元々タイやカンボジアの山奥に自生した野生種でした。

 この塊根を地元の少数民族(モン族)が煎じて飲んだところ、1日山歩きをしても疲れない、ということがわかり、タイでは数百年前から「クラチャイダム」と言われて、珍重されてきました。

 山歩きをしても疲れないのは、アミノ酸(アルギニン)をたっぷり含んで疲労回復効果があるだけでなく、脂肪を筋肉に変える効果もあるためです。

 その為、痩せる効果もあります。

 主な効能は、

  • 強精・強壮効果(アルギニンをマカの2倍含む)
  • 痩せる効果

 日本の大手サプリ原料メーカー数社が、各々痩せる効果のあるポリメトキシフラボノイド類を抽出して、特許を取得しています

  • アンチエイジング効果

 冷え性・むくみ改善作用,筋肉増強作用による歩行障害改善,抗疲労作用など、同じくポリメトキシフラボノイドによるもの。

 これからの日本社会に非常に役に立つ農産物ですね。

 ここ数年、抽出されたポリメトキシフラボノイドが、大手サプリメーカーのサプリの成分として使われたり、塊根を乾燥パウダーにして錠剤として販売される商品が増えてきました。

 

カンボジアの農産品のウンチク(その3)

■カンボジアの胡椒(カンポット・ペッパー)の赤、白、黒胡椒

  前回までカンボジア内戦前の1960年代までは、世界的ブランドであったカンボジアの胡椒が内戦終了後21世紀になって復活してきた歴史や、特徴についてお話しました。

 今回は、赤、白、黒胡椒の違いに焦点を当ててお話しします。

 実は、赤、白、黒の3種類の乾燥胡椒は、全て同じ木の同じ房から取れます。同じ房で赤い実は赤胡椒になり、黄色や橙色の実は皮を剥いて白胡椒に、緑色の実は黒胡椒になります。右下の収穫後の多くの房の写真に、赤、黄、橙、緑の実が見えます。

赤、白、黒になる実が混在した房から、1粒ずつ手作業で実をより分けます。

 1.カンボジアにしかない赤胡椒

 フランス人が植民地であったカンボジアの胡椒で、赤い実が独特の「旨味」を持つことを発見し、黒胡椒から赤い実だけを集めて珍重しました。

全体の10%程度しかできないので、現在もパリでも最高値で売られています。

通常日本で「赤胡椒」や「ピンクペッパー」と言われているものは、西洋ナナカマドの仲間で、胡椒とは味と香りが異なります。

 2.白胡椒

 黄色、橙色の実は、暫く水に浸けて皮をふやかしてから手作業で皮を剥き、白い種だけにしたもので、種の純粋な辛味が特徴です。他の色の実は皮を無理に剥いても皮が一部種にくっ付いてしまい、きれいな白色になりません。

 3.黒胡椒 

 定番ですが、種と皮の両方の味と香りが絡まって、複雑な味わいを楽しめます。

 収穫・乾燥後に手作業で1粒1粒、1級から3級に選別します。カンポット・ペッパー協会(現地農協にあたる)で決められた、大きさ、色、形でないと1級品にならず、カンポット・ペッパーのブランドでは出荷できません。

 他の黒胡椒と比べて頂くと、味・香りだけでなく外見にも違いが出てきます。

カンボジアも非常事態

新型コロナウイルスで日本も危機に直面していますが、カンボジアも非常事態です。

3月30日には、事実上の国境封鎖で外人の入国ができなくなりました。

カンボジアの生活必需品の多くが、隣国のタイ、ベトナムからきていますが、荷動きが悪くなり、生活用品が高騰しています。

海外へのフライトも大半キャンセルとなり、日本に帰れるほぼ唯一のANA便も数が激減してチケットが高騰したため、多くの邦人が帰国を断念しました。

海外フライトがほぼ無くなったため航空貨物も飛べず、弊社が予定していた航空便(郵便のEMS)での出荷がストップして、船便に切り替えました。

このため、日本のお客様へのお届けが大幅に遅れています。

更に4月10日零時から、16日24時まで,プノンペン都と他州間の移動,州内の市,郡等の行政区画内の移動を禁止(一部例外条件あり)する政府命令が出ました。

これは、例年この時期にカンボジア正月で多くの人の帰省による大移動が起こりますが、それによるコロナウイルスの拡散・感染爆発を防ぐ狙いです。

それにしても、カンボジア人たちは何があっても年2回のカンボジア正月とカンボジアお盆には、仕事を放り出して帰省していましたから、前代未聞の事態と言わざるを得ません。