雑誌「味の手帖」2020年11月号の記事で、ディーン&デルーカ横川代表が「世界一の胡椒との出会い」という題名でカンポットペッパーのことを「世界一の胡椒」と書いておられます。
(出典:味の手帖11月号) |
ディーンアンドデルーカ様では、うちの農園の生胡椒の塩漬けをオリーブオイルと共にアンコールペッパー様がペーストにしたものを扱っていただいています。
記事では、横川代表のカンポットペッパーとの出会いのいきさつと、カンポットペッパーの歴史や、なぜ他の多くの胡椒と味がそれほど違うのかが説明されています。
ついでに、生産者として私の名前も記事に入れて頂いています。
(出典:味の手帖11月号P63) |
カンポットペッパーの過去の栄光、ポルポト内戦による荒廃と近年の復興の歴史等はこれまでこのブログで取り上げてきた内容と同じです。
横川代表がこの記事を書くにあたり、アンコールペッパー様経由で「他の国の胡椒とどうしてここまで風味や香りが違うのか?」という質問があり、「カンポットペッパーが固有の「クメール種」であるため」、という回答をしましたが、これも記事に載せて頂いています。
人種に大きく3種類あるように、胡椒にもインド種、マレー種、クメール種があります。クメール種は、成長が遅く、収量も少ない、病気にも弱いという悪いことだらけですが、唯一味と香りがずば抜けています。
カンポットペッパーの「世界一の胡椒」と言われる由縁は、このクメール種を手のかかる完全有機栽培で栽培しているこだわりにあります。
今回、「味の手帖」という歴史ある雑誌でこのように書いていただけたことで、大変感謝、感激しました。