アフターコロナの健康とカンポットペッパー その3

<免疫力アップと血流改善とカンポットペッパー>

 前々回の記事で、

アフターコロナ時代には、免疫を高めて予防が大切。免疫を高める食材として、胡椒や生姜が改めて注目されてきた。
胡椒・生姜には免疫アップに不可欠の血流改善に効果があり、胡椒では辛味成分ピぺリンに血流アップ効果がある。
カンポットペッパーは、辛味成分ピぺリンを他の20%以上多く含む。

というお話をさせて頂きました。

<胡椒のピぺリンを美味しく自然に摂る方法>

 このように健康効果の高いピぺリンなので、大手製薬会社も胡椒やヒハツなどから抽出したものをサプリとして販売しています。

 ただ、自然な形でピぺリンを摂りたいという方も大勢いらっしゃると思います。

 胡椒は調味料として少量しか使わないので、普通に乾燥の黒胡椒や白胡椒を使っても、それほどの量のピぺリンは摂取できません。

 その場合、胡椒の粒を丸ごと食べられるグリーンペッパー(胡椒の生の実)を食べるという方法もあります。

 実際、私の住んでいるカンボジアのカンポット州では、現地のカンポットペッパーのグリーンペッパーを野菜のように使って、海鮮との炒め物などがよく食べられています。(下の写真)

 しかし、現実的には、日本でグリーンペッパーを食べるのは非常に難しいですね。

 カンボジアでは、グリーンペッパーを野菜として使う他に、酢漬けや塩漬けにして長持ちさせて使います。

 西洋人には、酢漬け(ワインビネガー漬け)が、一部評判が良いのですが、私は日本人にはやはり塩漬けが合う、と思います。

 そこで、(グリーンペッパーは売るほどできるので)塩漬けを試作してみましたが、生の胡椒の実にはない、独特の旨味と良い香りが出てきます。

 材料は、本当に生の胡椒の実とカンポットの海塩のみですが、塩漬けにすることで胡椒が本来持っていた複雑な旨味が表面に出てくる感じがします。(下は塩漬け生胡椒の写真)

 塩漬け生胡椒を商品化してみると、日本人はもちろん西洋人や中国人にもかなり好評で、 乾燥胡椒は、ミルで挽いてほんの少しずつしか食べませんが、塩漬けにすると胡椒の粒を丸ごとでも、全然抵抗なく美味しく食べることができます。

 アメリカや香港からも多く引き合いがあります。

 また、某オランダ人経営の胡椒メーカーはうちの詳細レシピを不当にコピーしてプノンペン空港のお土産コーナーで大量に売っています。(泣き)

 以下の写真は、塩漬け生胡椒を使った料理の例です。

(次回は、塩漬け生胡椒について詳細をお話しします)

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