2014年4月20日
私は、カンボジアは現代のニューフロンティアだと思っており、ニューフロンティア開拓に夢を感じています。
ニューフロンティアとは、「新しい辺境」とでも訳すべきでしょうが、日本や欧米先進国を資本主義世界で発達し成熟した中心だとすると、カンボジアはその中心から遥かに離れ開発の遅れた辺境にあたります。
なぜそんな辺境に夢があるのか?資本主義世界の中心(の一部)である日本と、辺境のカンボジアとを比較して見たいと思います。
先ず、日本は経済が成長し切っていて、普通の家庭では電化製品等生活に必要なものをすでに持っています。
ものが余っているので、あまり売れず、従って値段も安くなっていく、デフレ状態です。
お金も余っています。 お金をかけてものを増産しても(投資しても)売れないので、投資先がない。だから、お金が余ってしまい、記録的な超低金利が続いています。
ご案内のように、銀行に定期預金しても金利は1%以下が当たり前になっています。
一方、カンボジアでは、ものが不足し切っています。プノンペン以外の地方に行くと、冷蔵庫もろくにありませんし、エアコンも洗濯機も普通の家庭にはあまりありません。
そもそも電気、ガス、水道の社会インフラも整備が遅れていますし、代表的な国道ですら穴ぼこだらけです。
何故かというと、お金が無くて社会インフラの整備ができないからです。
このように、カンボジアでは日本と正反対にお金も相当不足しています。お金が不足しているので、お金の価格、即ち金利が非常に高いのです。
個人の定期預金(USドル)金利が5%、6%は当たり前の世界です。また、銀行から事業資金を借りるときの金利は、土地が担保でも最低12%は必要です。
このように、カンボジアでは、ものが不足して(先進国に比べて)不自由な生活を強いられていますが、お金も不足しているために、ものを増産することができません。
逆に言うと、辺境のカンボジアでは、お金を投入してものを増産すれば(投資すれば)、不足して皆が欲しがっているので売れます。つまり、辺境では日本と異なり利益率の高い投資先があり、投資の利益も出るわけです。
このように、カンボジアには成熟した日本とは異なり、夢を持って新しい投資事業を開発できる世界が広がっているように感じられます。
(次回の続編に続きます。)