カンポットペッパー農園記事(その6)

ケップ農園の胡椒の食品成分分析結果

 弊社では、カンボジア南西部のケップ州とカンポット州で‘カンポット・ペッパー‘ブランドの胡椒を完全有機栽培しています。
この胡椒を地元だけでなく、日本でも販売を拡大するように努力していますが、そのために、ケップの農園で取れた胡椒の食品成分を日本で分析してみました。

 分析内容は、
1.日本の食品のパッケージに通常表示する7種の栄養素とエネルギー(カロリー)
  タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウム、食塩相当量、水分、灰分、及びカロリー
2.残留農薬量
の2種類です。下は1.7種の栄養素とエネルギー分析結果です。


 各成分、エネルギーはやはり通常の食品分析表とほぼ同じです。カロリーは100g当たり364Kcalでスプーン1杯2gとすると約7Kcalとなり、普通に使う分にはカロリーは問題になりません。

 意外にも、タンパク質、脂質、炭水化物もバランスよく含まれています。
 また、この分析では出てきませんが、胡椒の辛味成分は主に植物のアルカロイドの1種、ピペリンという物質です。 このピペリンには抗菌、防腐、抗酸化作用があり、欧米人の肉食に胡椒が欠かせない理由となっています。
 また、一説によるとピペリンはターメリック(熱帯ウコン)の癌の炎症、感染症に対する効果を20倍も高めるとも言われています。

 さて、下は2.残留農薬量の分析結果です。

 106種類の農薬について検査をしましたが、全て検出されませんでした。
完全有機栽培なので当たり前のことなのですが、改めて有機栽培であることを実感させられます。

 完全有機栽培では農薬を使えないために様々の苦労があります。
 まず、除草剤が使えないので、除草作業を全て人手で行わなくてはならず、相当の労力がかかります。
(人手による除草風景)


 また、病気に対しても天然のもの以外の薬が使えないので、対応も限られてきます。
 その分、病気にかかりにくくするために、肥料の与え方等を工夫して抵抗力の高い胡椒の木を育てます。

 逆に言いますと、化学肥料と農薬を使う栽培法では、化学肥料をふんだんに与えて栄養過多の肥満児状態になるので、病気にもかかりやすくなり、農薬が不可欠になる訳です。

 さて、食品成分分析でも、無農薬が実証されましたので、これからも自信を持って完全有機栽培を進めて行きたいとおもいます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です